生物資源収集サービスご利用の流れは以下の記事をご参照ください。
生物資源採集
海洋調査会社で培った高度な採集技術、各地の海を知り尽くした地元ダイバーや漁業者との強力なネットワーク、そして大学との共同研究を通じて、当社は独自性の高い海洋生物資源を収集しています。
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サンプリング風景(八重山海域における海綿類採集) |
また、お客様のご要望に応じた海洋素材の収集・販売も行っています。
例えば、「食歴のある海藻」や「特定成分を含む貝類」といったご依頼にも対応可能です。これらの素材は抽出物の原料としてだけでなく、微生物の分離源としてもご利用いただけます。
さらに、干潟・サンゴ礁・海底洞窟・深海底といった多様な海洋環境に加え、陸域での収集についてもご相談を承ります。
サンプリング地点(採集調整中の地点も含む)
すべてのサンプルはコンプライアンスを遵守した上で採集していますので安心してご利用いただけます。
伝統的利用法データに基づいた生物資源採集
お客様の目的に合った天然物素材を選択いただけるよう、当社では沖縄を中心とする各地域における伝統的利用法(薬効・食歴)のデータをご提供しています。
健康長寿で知られる沖縄では、古くから天然物素材が食用や薬用として利用されてきました。中国や本土からの影響を受けつつも、独自の利用法も数多く存在します。さらに、沖縄には世界でもここにしか生息しない種や、日本国内では沖縄でのみ見られる種が多数存在しています。
当社では、沖縄を含む琉球列島を中心に、天然物素材の伝統的利用法に関する情報を収集しており、現在1,341種類の天然物素材について薬効・食歴情報の提供が可能です。
伝統的利用法データベースより抜粋(1,341種類のデータを収納)
これらの中には、商業的に未利用の素材も多数含まれています。実際に、このデータベースの活用が、化粧品分野におけるお客様の特許申請2件へとつながりました。
なお、データには現物の入手が困難な素材も一部含まれておりますので、あらかじめご了承ください。